2014年03月04日

歴史人物絵画4


 
 
 
 
㉓安倍晴明(あべの せいめい)その一
晴明.jpg


年齢設定:30代前半
時代:平安時代中期
属性:陰陽師
完成:2013年8月23日
モデル:なし



ここに紹介するほどのクオリティーではないが、
去年の夏、夢に出て来た安倍晴明を描いたので紹介させていただく。
数十年振りに公表された歴史的な書物を見に行って、
天暦何年の平安時代の絵巻か書物で、安倍晴明の服装の絵が描いてあった。
という設定で、起きてすぐにシャーペンで描き夢の中の晴明を再現した。
年齢は比較的若いようだった。

なぜか晴明は平安時代の通常の衣装としては存在しない、
ベストか袖無しの羽織のような黒い服を着ていた。
それ以外は通常の平安時代の衣装であった。


雰囲気は『陰陽師』の野村萬斎のような繊細な感じ。
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顔は『源氏物語 千年の謎』の窪塚洋介のようにヒゲがあった。
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に似ており、無意識にあったのかもしれない。
安倍晴明神社の晴明像にも似ている。

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ここの晴明とは何度も面会している。
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2月10日、テレビで2001年の映画『陰陽師』を観た。
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感想は…こんなヘンテコ映画、よくも続編が作られたものだと思った(笑)
実は陰陽師Uは中学生の頃ににDVDで見た事があった。
両作ともほとんど同じような展開でとても平成の映画とは思えないようなほど、
うさん臭すぎてグロいだけで、見終わった後はえげつない気持ち悪さに襲われた。
TもUも最後は晴明と源博雅がアハハハと笑って一件落着、
みたいないつの映画やねん!と思うような幕引きでアホかと思った(笑)


ただ、適役の真田広之はカッコ良かった。
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晴明はこんなんじゃない!
そんな、なんとも言えない気持ち悪さから次の絵を描いた。




㉔安倍晴明(あべの せいめい)そのニ

安倍晴明.JPG

年齢設定:40代
時代:平安時代中期
属性:陰陽師
完成:2014年2月10日
モデル:なし



実際の晴明は野村萬斎のような感じではないと思う。
雰囲気は近いかもしれないが、見た目はもっと野暮ったい感じのような気がする。
そもそも、我々が知る晴明と実際の晴明は大きく異なっていると思う。


明治時代に描かれた晴明像に近い。
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久々に筆ペンで描いた。
中学生時代はよく筆ペンで中二チックな絵を描いていた。
筆ペンでさっさとイメージだけで描くのも良いなと思った。
映画の晴明はヒゲが無いが、さすがに二枚目路線すぎる。
今回の晴明像も夢で見たようなベストを着ている。


似ている偉人(螢源氏の言霊)
こっちのブログでは晴明とノストラダムスが似ていると描いた。

類似度★★★☆☆
・占星術師にして予言者
・超人的な力を持つと噂される
・国の最高権力者の厚い信任を得た
・占いのマニュアルブックを出版した


なので意図的にノストラダムスにも似せている。
Nostradamus_by_Lemud.jpg


10年前にテレビで放映された「時空警察」(PART4)


小学生の頃に好きな番組だったので再び観れて嬉しい。
この番組では「安倍晴明=平将国」説を採用してある。
平将国とは平将門の息子であり、なかなか面白い説だと思う。





㉕楠木正成(くすのき まさしげ)そのニ

カラー正成.png

年齢設定:40歳
時代:鎌倉時代末期〜南北朝時代
属性:河内・南朝側の武将、忍の首領
用具:筆ペン・シャーペン・色鉛筆
完成:2014年2月27日



モデル:常田真太郎(スキマスイッチ)
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モデル:総裁越楠
NEC_6144-thumbnail2-thumbnail2.JPG

我らがサタンオールスターズ(SOS)の親愛なる軍師・総裁越楠公の先祖であり、
前世の楠木正成の絵画は去年にも描いた。


以前の作品(歴史人物絵画1を参考)
楠木正成102.jpg

顔はパーフェクトだが、歴史人物絵画初期の作品という事もあり、
全体的にタッチが荒く、割と甲冑や周りのアイテムは適当だった。
正成第二弾を企画し、今度は武具や周囲を徹底して力を入れてみようと考えた。
そこで再び総裁に顔が似ているスキマの常田をモデルとし、
総裁の雰囲気も取り入れつつ、大阪のスター楠木正成を描いた。

これまでは、周囲をアバウトに顔を精密に。
だったが今回は、顔をアバウトに周囲を精密に。


初期政策段階。古代の甲冑っぽくなったのでボツ(笑)
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そして、試行錯誤しながらも新・楠木正成像が完成した。
白黒正成.png

甲冑は大河ドラマの写真を参考にしながら、常田の顔や軍屏・兜の鍬形を付け加えた。
先ほどの晴明の絵で久々に筆ペンにハマったので、これもそうした。
シャーペンで少し陰影をつけているが、全てこれで描こうと思えば大変である。
やはり、筆ペンは素早く細かく描けるし、独特の良さがあり和風の絵には最適である。
イメージで言えば伝統的な大和絵とマンガを足しているような感じである。

正成の武具の各アイテムの紹介をしておこう。
全て南北朝時代の時代考証を忠実に再現してある。

白黒正成.jpg

@鍬形(くわがた)・・・正成のオリジナルモデルを再現してある。
シンボルマークでもあり、皇居にある正成像の形を参考にした。

A出世星兜(しゅっせぼしかぶと)・・・割と古いタイプの兜。
知略に優れていると同時に、武人である正成の武骨な姿を現す。

B軍扇(ぐんせん)・・・武将が戦場に持ちこんだ扇子。
正成は軍師なので孔明のように常に扇子を持っているクールなイメージがある。
表は金色地に赤い太陽、裏は紺色地に月か北斗七星になっており、
昼間なので日の丸にしてある。またこれはとある仕掛けの一つにもなっている。


常田の顔がモデルだが実は結構、整形してある(笑)
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この微笑みは正成の余裕、優しさ、無邪気さを顕している。
私の中では、正成=総裁なのだ。

総裁の内面的なイメージをそのまま正成に投影してある。
実際の正成は世に言う日本人の鑑の忠臣というより、
おおらかで自由奔放な軍師的なイメージだろう。
大阪弁でギャグを語っている姿が浮かんでくる(笑)

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顔は前作の風格には勝てないが、
総裁の描かれた正成のイメージに割と近いと思う。
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スキマスイッチの常田氏は元アフロの人というイメージが有名だが、
柔道やサッカーが好きなスポーツマンなので体格も良く、
知的で堅実な作詞曲家、プロデューサー、天才ミュージシャンである。

私はスキマスイッチのファンで一度、ライブにも行った事がある。
ライブ中の常田氏はMCの時もピアノに座ったまま寡黙なので、
ファンからの完成は相方の「大橋く〜ん!」ばかりだった。
そこで可哀想なので私だけ「常田〜!!!」と叫んでいた(笑)
相方の大橋卓弥氏は良いヤツだが、いい加減な正確なので、
常田氏曰く「出来の悪い弟みたい」らしく、常田氏がスキマの兄者的存在である。

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実は絵の正成が来ている鎧は大将格が身につける大鎧ではなく副将レベル。
大鎧を再現するとしたらこんな感じである。
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今回、私が採用した鎧のタイプは、
胴丸(どうまる)という身動きのとりやすいタイプである。
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なぜ胴丸にしたかと言うと、まだこの絵の当時の正成は出世前でもあり、
割と質素で身軽な姿を現したかったからである。
実際、正成は大阪の水銀王だったらしいので決して貧乏ではなく、
むしろ経済を動かしていた大金持ちだったと思う。


事実、割と身軽そうな正成の出世星兜が発掘されている。。これを再現してある。
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豪勢な鎧より身動きがとりやすい方がゲリラ軍の指導者らしいからである。
ゲリラと言えば、キューバの革命家のチェ・ゲバラだが、
正成とゲバラは本当に良く似た生涯を歩んでいる。
似ている偉人にも、その事を描いた。

類似度★★★★☆
・ゲリラ軍の指導者である
・巧みな戦術を用いて形勢を逆転させた
・革命(新政権樹立)の主戦力となった
・新政権の失策により結果的に死に至る
・英雄視され運動のシンボルとされる


映画『チェ 39歳別れの手紙』のワンシーン。
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時代考証を基に衣装を忠実に再現することも重要だが、
その時代になさそうなものを組み合わせるという、スパイスも必要である。
正成の場合は、ネックウォーマーのような襟巻きである。
この絵の時期設定は冬で寒かっただろうからマフラーの役割もあり、
正成は忍者のドンでもあり、顔を隠す用の頭巾にもなりそうな雰囲気である。

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本作を制作するにあたって、これまでとは違う何かがしたかった。
これまでの私の歴史人物絵画シリーズの特色とは、色が無い事だった。
つまりモノクロにする事によって一種の重厚感を出したかったのだが、
今回、そのシリーズを終結させカラー開始という新境地に踏み切った。
そして、超アナログな手法で色鉛筆で着色した。色鉛とか久しぶりだ…

白黒正成.pngカラー正成.png





㉖元弘の乱 千早戦(げんこうのらん ちはやせん)

元弘の乱1.jpg

時代:南北朝時代 元弘3年(1333年)閏2月29日
場所:河内国(大阪府)千早城
属性:元弘の乱 千早城の戦い
人物:楠木正成、楠木正季、平野将監、郎党
用具:筆ペン・色鉛筆・ソフト
完成:2014年3月1日(総裁越楠生誕40周年記念作品)



楠木軍1000人
千早城ニ篭城シ奇策ヲ用イ
北条軍1000000人
ヲ撃退シ大勝利ス



3月1日は総裁の誕生日である。
実はこの一連の楠木作品もこの企画の為に作ったもので、
正成の新肖像もその一貫に過ぎなかったのである(笑)
100万人というあり得ないほどの大群の鎌倉幕府群に、
わずか千人の一族郎党と新興勢力が正成の天才的軍略により、
ボロ勝ちしてしまった歴史的事件「千早城の戦い」を描いた。

合戦絵巻は初めての試みであり、映画ポスター風に仕上げた。
総大将・楠木正成、副将・楠木正季、大将・平野将監の群像劇であり、
歴史に埋もれた楠木軍の姿を絵画に見いだそうとした挑戦でもある。

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江戸時代?に描かれた千早城の戦いの絵巻があるが、
石垣がある時点で時代考証は超テキトーどころか完全な間違いである(笑)
それに大抵の絵は幕府軍からの目線で描かれているので、
こういった意味でも初の試みと言えるだろう。

千早城の戦いについてはここがわかりやすい。
3.怒涛!激闘!千早城の戦!!

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レコードジャケット風。
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弟の正季と平野将監が緊張して強張った顔をしているのに対し、
正成の余裕しゃくしゃくの涼しげな顔との対比が面白い(笑)
ちなみに、正季と平野のモデルは大河ドラマ『平清盛』の丸パクリである(笑)
時代は百年以上異なるが、軍装的にはあまり変わりはないと思う。
さすがにこれだけの軍備を一から描けと言われても無理なので、
ご理解とご了承をお許し願いたい(笑)





㉗楠木正季(くすのき まさすえ)

松山カラー.png

年齢設定:30代後半
時代:鎌倉時代末期〜南北朝時代
属性:河内・南朝側の武将、楠木軍副将
用具:筆ペン・シャーペン・色鉛筆
完成:2014年2月25日
モデル:松山ケンイチ(平清盛 役)



楠木正成実写候補に松田龍平と共に挙がった松山ケンイチ。
彼は万能役者なのでドラマ化されても期待できそうだが、
今回の正成の弟の正季の役は松ケンしかいないと思い抜擢した。
楠木兄弟は薄い顔のイメージがある。
これは平清盛役の松ケンをそのまま引用して、正季に見立てている。

オリジナリティこそゼロだが、かなり実際より厳つい顔になっている(笑)
大河ドラマ『太平記』では赤井英和が演じていたが、
どことなくプロレスラーのような顔つきにも見える。



白黒。
松山白黒.jpg

正季が正成と自害する際に言った、
「七たび人間に生まれ変わっても、朝敵を滅ぼす」という言葉だが、
これは後に「七生報国」という言葉になり勤王思想に引用された。
だが実際は「七回生まれ変わっても、この国を呪ってやる」という意味らしい。
悪く言えば、後醍醐天皇のせいで楠木一族が大きな犠牲を被ったかららしい。





㉘平野将監(ひらの しょうげん)

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年齢設定:40代
時代:鎌倉時代末期〜南北朝時代
属性:河内・南朝側の武将、赤坂城城主
用具:筆ペン・シャーペン・色鉛筆
完成:2014年2月24日
モデル:藤本隆宏(伊藤忠清 役)



楠木軍の主な兵器は石と弓矢。
山の上から下にいる幕府群を蹴散らす場面で、
楠木軍が一斉に矢を射るイメージが欲しかった。
平清盛でも対岸の源氏に弓を射てボロボロにするシーンがあったので、
そのイメージにぴったりな写真をそのまま拝借した。

平野将監とはあまり有名ではないが、
畿内でも有力な豪族で楠木城の一つである赤坂城の城主であり、
千早城の戦いで楠木氏と戦った武将である。
この絵ではまさに猛将と言った感じである。
穏やかでクールな正成、熱血で堅物の正季、猛将の将監。


菊水紋の流れ旗。
Scan018.png

絵の背景となる部分を紹介しておこう。
通常の楠木家の家紋の菊水紋は、

こんな感じだが、
ymj3989-1.gif

当時の旗は、のぼりタイプではなく、
「流れ旗」という文字通り、風に流れるタイプの旗が戦場で主流だった。
実はこの半分の菊紋の下に流れる三本の水の線を描くのが、
この絵で最も難しかった(笑)最終的に手書きは諦めソフトで描いたが(笑)
旗のアウトラインが筆ペン、家紋自体は画像データである。

ながれ.png


木柵。
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当時の城の防御は石垣ではなく、このような木の柵が主流だった。
これを大量に作ったせいで、千早周辺は禿げ山になったとか(笑)


大阪湾側の山。
山.png

背景は写真ではない。
筆ペンで雑に描いたものを、ソフトで着色してある。
合戦中なので少し砂煙が舞っているように見えるようにした。

山代.jpg


千早赤阪村の風景を再現しているが、
実は私が昨年、行って来た吉野の左下の風景を参考にしてある。
NEC_1518.JPG


Google Earthで千早城からの景色を見てみると偶然、ソックリだった(笑)
千早村.jpg


いつか千早城跡にも行ってみたい。
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金剛山頂付近の参道には、楠木氏の家紋が印された灯籠がたくさんある。
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千早城山頂。
山崖.png

現代の千早城周辺はフサフサだが、
合戦なので色々と木を切り落として禿げ山になったという。
中国かどっかの険しい崖の山の写真を参考にしてファンタジックに描いた。
千早城山頂に見立てて、何本か流れ旗が立ち並び本陣があるという設定である。
個々から岩やらお湯やら糞尿やらがゴロゴロ落ちて来たのだろう(笑)

 崖.png



総裁の生まれた70年代風の色にもしてみた。
元弘の乱70s.png

総裁は御歳40になられたが、この千早城の合戦の正成も同じぐらいの歳である。
千早城の戦いの時は正成にとって、人生最大の躍進の年になったと言っても過言ではない。
総裁に正成を重ね、総裁にとっても今年も大躍進の年になるようという祈りと、
そうなるでしょうという予言、武運長久も込めてこの絵を制作した。

と言えば、カッコ良く聞こえるかもしれないが、たまたまである(笑)
元弘の乱の元弘というのは総裁の本名ともシンクロしているらしい。
偶然であるが総裁風に言えば、まさに「アストロ天流れ」となるだろう。


総裁の御反応1。
総裁1.jpg


総裁の御反応2。
総裁2.jpg

総裁にお喜び頂いたと同時に、自分の絵の新境地にも踏み込むきっかけとなり、
画力も向上したので一石二鳥である。


初期のシュミレーション。
初期.jpg


白黒バージョンもある。
白黒千早.jpg


実は全体の構成は黄金スパイラルに則って配置してある。
黄金.jpg

全体的なものもだが、特に正成のラインにそっており、
軍扇の日の丸がスパイラルの到達点と一致するようにした。


これに対しての総裁の御反応。
総裁3.jpg


 
posted by 細川大将軍 at 16:58| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
将軍!!こんな奥深い製作秘話があったとは☆忍

誠に誠に大大大三楠で御座います^^

ちなみに2013の3月1日は1331とシンクロ

その年は39歳なのでゲバラの歳にシンクロ☆

元弘はモトヒロと読めるから総裁の本名にシンクロ☆


>正成は怨霊としても有名!?

今も世を呪縛するノーマークの怨霊
http://www2.tba.t-com.ne.jp/Temzzin/cnt/bunsho/onryo/onryo4.html

楠正成の怨霊と包丁藤四郎
http://www.n-p-s.net/katanastory4.html


将軍のお陰でまた正成オジチャンの御用を
再確認できました☆忍
Posted by アストロ総裁☆ at 2014年03月04日 23:35
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